2010年12月18日
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杉並区立郷土博物館・角川源義 出版・俳句・学問への熱意・写真展「杉並史跡散歩 博物館周辺を歩こう」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、杉並区立郷土博物館に行ってきました。知らないところに行くポリシーには反しますが、ちょっと調べものはしたったので。

 『角川源義 出版・俳句・学問への熱意』と『写真展「杉並史跡散歩 博物館周辺を歩こう」 』はそのオマケですが収穫はありました。

杉並区立郷土博物館

『角川源義 出版・俳句・学問への熱意』 §

 すっかり誤解していました。

 つまり、「角川文庫発刊に際して」という「第二次世界大戦の敗北は,軍事力の敗北であった以上に,私たちの若い文化力の敗退であった」で始まる文章の前史を知る行為であったわけです。

 古書店で折口信夫の著書『古代研究』に出会ったことが契機というのは、ある意味で原点を追いかけていくと共通の何かがあったことを意味します。

 少し印象が変わる話ですね。

『写真展「杉並史跡散歩 博物館周辺を歩こう」 』 §

 「杉並区史跡散歩地図」というのをもらって来ましたが、「和泉熊野神社のクロマツ」など、近場にも見落としがあることに気付いて有意義でした。

古民家 §

 古民家でお茶を一杯頂いていろりに座って暖まってきました。

 和むな~

調べもの §

 蛇場美遺跡の発掘調査を読む等の脱線したものの、鳥居についての記述を求めて調査。その結果、寺社の鳥居に関する調査はかなりしっかりしたものが行われ、カタログ的になっている本もあるものの、一般家庭内の鳥居に関しては有意義な情報を見つけられませんでした。

 しょうがないので、学芸員の方に質問だけ投げて帰ってきました。まあ、それにどのような意味があるのか無いのかも分かりませんが。

 ちなみに、「きむらたかし@三田用水」さんより、「屋敷神」という言葉を教えて頂きましたが、質問の際にこちらは「鳥居」としか言っていないのに自動的に「屋敷神」という言葉が向こうから出てきたのはさすがです。こっちがやっと探り当てた話も、基礎知識レベルでそらで言えるようです。プロの学芸員恐るべし。答えには至りませんでしたが。というか、これは質問して良いことかも分かりません。